親が悪いわけではない
「虐待問題」と聞くとつい加虐者が悪いように聞こえてしまいますが、加虐者だけが悪者なわけではありません。
もちろんやってはいけないことですが、自分でもコントロールがつかないほどストレスを抱えていたり追いつめられた環境にいたりするのです。
どうか親を責めないでください。責めたって解決にはつながりませんしね:;(∩´﹏`∩);:
どういうときに虐待が起こりやすくなるのか簡単に紹介するので、少しでも理解を得られたら嬉しいです。
虐待が起こりやすい環境って?
虐待が起こる要因は色々とあります。例えば、
- お金に余裕がないため毎日働きづめで育児に手が回らない
- ひとり親家庭で自分の両親も頼れず社会的に孤立する環境に置かれている
- 自身又は配偶者がなんらかの障がいを持っており、感情のコントロールが難しかったり介護で心身ともに疲れている
- 自身も虐待を受けて育ったために育児や行政機関に関する知識が乏しい
などが挙げられます。
どんなケースにおいても社会から孤立している場合に虐待が起こりやすいのだとなんとなく感じていただけたでしょうか…
ストレスを抱えていて、孤独でいる状態。あなたにもそんな時ってありませんでしたか?
診断は受けてなかったとしても「あの時たぶん鬱だったよな」と思うようなことありませんか?
そんな状況の時に虐待は起こりやすいのです。つまりどんな家庭でも虐待は起こりうる、かなり身近な社会問題なのです。
大きなストレスを抱えている時に必要なのは適切な援助とあたたかい環境です。
責めるのではなく、どうして虐待に至ってしまったのかというところにほんの少しでも目を向けていただけると嬉しいです。
もし身近に「虐待してるかはわからないけど育児に困り感を抱いていそうだ」と感じる方がいたら、「189」の番号に電話をしてください。児童相談所虐待対応ダイヤルとなっております。
「虐待だ!」という確信じゃなくて大丈夫です。確信を得るまで待つより迅速な対応が必要です。
また、児童相談所から何かしらのアプローチを受けた方は身構えすぎず、素直に抱えている悩みを相談してください。「虐待を疑われた」と自分自身や子どものことを悪く思う必要はないので安心してください。児相の方は「保健室の先生」だと思いましょ◌̥*⃝
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